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5C分析:Competitor

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大きく負けないようにする。

前回は、市場の消費者や見込み客の理解することで自社・自院が戦うべきフィールドを探すことについてお話をしました。

そして一番大切なことは、以前にもお話したように「負けないこと」です。たとえ負けたとしても、「大きく負けないこと」が大切です。立ち直れないくらい負けでしまっては次につなぐこともできません。そのためには、自分が戦いやすい場所・得意な場所を選ぶことが大切です。

しかし、たとえ自分が戦いやすい戦場だとしても、すでに敵が多い環境では勝つことができません。そこで、戦場を選んだ後もしくは同時に考えること、それは競合他社についての理解です。

Competitor

5C分析の4つめCompetitorとは、選択したフィールド内の敵について理解し生き残る確率を高めることを意味します。

<競合他社を分析する際に、次の2つに基準で分類するようにします。その上で、競合他社から自社・自院を見直し、立ち位置と戦い方を考えます。

同じカテゴリーの競合他社の理解

当院を例に挙げれば、戦うべきフィールドはやはり『医療』です。そのため、このカテゴリー内の競合他社は『他の医療機関』になります。もっと細かく言えば、当院は整形外科がメインですので『近隣の整形外科』が競合他社となります。SWOT分析でもお話をしましたが、競合他社を明確にすることで自社・自院の強み弱みが明確になります。

上位カテゴリーの競合他社の理解

次に考えるべきは、自社・自院が所属するカテゴリーの上位のカテゴリーを想定し、その中の競合他社を理解することです。『医療』の上位カテゴリーは『健康』です。つまり、健康産業に所属する、例えばフィットネスジムや整骨院、健康食品を提供する会社などが競合他社になります。そこまでの広がりを持って自社を見つめることで、自社の特徴や不足している点が明確になります。

自社・自院を見つめ直すし戦い方を考える際に、上記のような2つの視点で戦場を眺めることで、現状やるべきことや先の展望などについて考えることができます。

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