変えられないものと変えられるものを理解する。
Researchとは、外部環境と内部環境を理解し市場を味方につけるために行う作業です。マーケティングを行う上で、出発点になる作業です。
なぜ、外部環境と内部環境を理解する必要があるのでしょうか?
それは、変化する環境の中で生き残るためには、何が変えられて、何が変えられないかを理解することが最も重要なことだからです。
そして多くの場合、外部環境は自らでは変えられないことが多く、内部環境は自ら変えられることが多いです。
自らを変化させることで生き残る。
変化する環境の中で生き残るためには、大切な姿勢があります。
それは、自ら変えることができない事柄にエネルギーを使わず、自らで変えることができることに集中する、という姿勢です。
限られた資源を変えられない事柄に注ぐのは無意味です。
生き残る確率を高めるために、自ら変えることができない外部環境については受け入れ、その環境に対して内部環境を変更することによって対応するという姿勢が大切です。
人類がこの地球上でここまで繁栄できたのは、人類が生物学的に強い存在であったからではありません。
人類は他の生物に比べれば、生物的には弱い分類に入るでしょう。
しかし、地球という外部環境を受け入れ、知恵を使ってその環境に適応することでここまで繁栄することができたのです。
組織も達成すべき目的のために、変えることができない環境を受け入れ、自らを適応させることで生き残る必要があるのです。
フレームワークを使って効率良く環境を分析する。
ただし闇雲に外部環境や内部環境について分析しても効率が良くありません。
そこで有名な5C分析や5Forces分析などを用いて、これらについて効率的まとめていく必要があります。
次回は、5C分析と5Forces分析についてお話いたします。