理想像 組織づくり 経営について

当院の目指す理想像(Vision)

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課題を取り組むことの最終目標が理想像

前回、当法人の職員が取り組むべき課題や達成目標についてお話をいたしました。(当法人の達成目標(Goals)

最終的に課題を取り組み続けることで、当法人はどの様な存在になれるでしょうか。それが当法人のVision(目指す理想像)に他なりません。

疾病構造の変化によって『また行きたくなる楽しい医院』というニーズが生まれた。

その理想像とは、『正しい医療を提供し、皆さんが笑顔・元気・健康になる、また行きたくなる楽しい医院』です。

「なんで病院なのに楽しい場所にするの?」や「病院なのにまた行きたくなるのはおかしいんじゃないの?」と聞かれることがよくあります。

この様な考え方の背景には、以前お話した『過去の疾病構造に対する医療の取り組み』がまだ頭から離れていないことが原因と考えおります。(当院の使命(2)患者さんの受診体験を最高のものにする。)ひと昔前までは、脳血管や心血管などの血管障害に伴う急性期疾患や癌に対する外科的治療が医療の取り組みの本丸でした。そしてこれらの治療は、『その時の1回の治療』が生死に直結する問題でした。

この様な医療を提供している病院では、『楽しい』とか『また来たい』と言っている場合ではありません。むしろ、楽しくないし、また来たいなど決して思わないものでした。しかし現代の医療は、『予防可能な疾患に対しては予防する、早期発見可能な疾患に対しては早期に発見し治療する』ことがメインとなっております。この様な状況では、患者さんは『今死に至る様な切羽詰まった状況』にあるのではなく、どちらかというと、『大きな問題もないし本当に治療継続が必要なのか』と考えている方が多い様に感じます。その様な方に『20年後大変なことが起こるかもしれませんから治療を続けましょう。』と言っても、なかなか治療を続けられるものではありません。また、治療がうまく言った場合も、結局その患者さんにとっては何も起こらなかったことになるため、果たして本当に治療の効果があったのか、たとえ医学的に効果があったとしても、当事者としてその利益を認識することができません。この様な状況下では継続して治療を行っていくことは非常に困難になります。そんな時に大切なことは、『なんだか行くと楽しくなるからまた行きたくなる』という気持ちです。そして度々通った結果、いつの間にか健康になっている、その様な状況を目指したいと考えております。それを叶えるための理想像が、『正しい医療を提供し、皆さんが笑顔・元気・健康になる、また行きたくなる楽しい医院』です。そもそも正しい医療を提供しなければ健康になることができませんし、笑顔にならなければ行きたいとも思いませんし、元気にも健康にもなれません。その様な思いを込めた理想像です。

当院が提供する3つの価値

この理想像を目指すことで、当法人は社会に対して、

①健康になるための正しい医療や情報、

②また行きたくなる楽しい医療機関、

③笑顔で元気で健康な当たり前の毎日、

という3つの価値を提供することができると考えております。

 

 

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