9つの戦術 組織づくり 経営について

戦術①:理念を掲げる。

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なぜ集まったのかを明確にする。

理念を掲げるとは、創業者の想い・組織の目的を浸透させるための戦術と言えます。

前回、組織であるための必要条件は、達成すべき目的を持っていることとお話しました。そして多くの場合、この目的は創業者の思いと同じです。そのため、組織はその創業者と同一視されることがあります。例えば、「アップルといえばスティーブ・ジョブズ、スティーブ・ジョブズといえばアップル」などが最たる例でしょう。しかし、創始者と組織が同一視され続けると、創始者が倒れた時、その組織も倒れてしまう危険性があります。組織を永続するために創業者は、自分とは別物として組織を作り上げる必要があります。

そのためにまず、創業者と創業者の目指す目的や理想像を分離します。

次に、その目的や理想像に共感した人材を集めます。

つまり、組織の目的はあくまで組織の目的であり、創業者はそのような目的を持った組織を作りたいだけとすることが大切です。

もちろん創業当時は創業者が中心となって動いていく必要がありますが、初めから創業者と組織を分離し、組織はその目的を達成するために活動を行なっていることを強く主張する姿勢が大切です。そして創業者も、周囲の意見を積極的に取り入れ、組織のメンバー全員が目的達成を自分のことと考えられるような風土作りを心がける必要があります。

こうすることによって、その組織のメンバーが自発的にその目的を達成するためにはどうするべきかを考える土壌が作られて行きます。

創業者は、組織のメンバーが組織の理想像を追求し、その組織の行動規範を守る限り、その人々の欲求を叶えてあげることを約束します。ここでいう欲求を叶えるとは、給与や生活環境、職場内の人間関係、自己成長できる環境、などを提供することです。

この仕組みを作り上げることで、組織と創始者は別の存在となることができます。

理念は組織に浸透しなければ意味がない。

組織のメンバー全員が、なぜこの場に集まったかを理解する仕組みづくりが必要です。これは考えて見ると非常に当たり前のことです。

例えば、サッカー場にサッカーをするという目的で22人を集め道具を用意すれば、自然とサッカーを始めると思いますが、単に22人集めて道具を置いておいてもサッカーは始まりません。

そこに集められた人々がその目的をしっかりと理解していなければ、そもそも目的を達成することなどできないのです。

多くの企業では、理念を組織に浸透させるために、朝礼で理念読み上げるなどの取り組みを行っているのも、理念は浸透しなければ意味がないからです。

そのために、なるべく理念は平易で覚えやすいものにする必要があります。そして、理念が日々の行動までに落とし込まれていなければ、やはり意味がありません。そのために当院では、理念を日々の課題にまで落とし込み、それを半年に一度評価する仕組みを設け、理念が浸透するように心がけております。

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