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貸借対照表ってどうやって読むの?<基礎知識編>

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貸借対照表を読むための基礎知識

今回は、この貸借対照表(以下BS)についてお話をしていきます。漢字を見ると、なんだか難しい感じますよね。

ちなみに英語では、Balance sheetと呼ばれています。こちらの方が意味が伝わりやすい感じがします。

貸借対照表とは、現在の財務のバランスを見るための表です。

何のバランス見ているのでしょうか?

見ているバランスは大きく2つあります。

1つは、資本と資産のバランスです。

もう1つは、資本や資産の中身のバランスです。

考えるべきバランス①:資本と資産

資本とは、物を買うなどの活動をするためのお金です。一方資産とは、お金そのものや土地・建物などの財産のことです。貸借対照表を見てみると、右側は資本が記入され、左側には資産が記載されています。

つまり、右側の資本の部で集めたお金で、左側の資本を購入したということを意味しております。右側から左側への動きです。そして、資産は未来の資本を作り出し、そのおかげで未来の資本は増えていきます。これは左側から右側への動きと考えられます。

つまりBSの右側と左側は時系列的に見るとサイクルを作っていることがわかります。

考えるべきバランス②:資本および資産の中身のバランス

1) 資産の中身

まずは資本の中身を見ていきます。

資本は、『他人資本』と『自己資本』の2つに大きく分類されます。

他人資本とは、銀行などの他者からの借入金を意味します。最終的には返済しなければならないお金です。ですので他人資本は、負債と言い換えることができます。そしてこの他人資本=負債には、1年以内の短期借入金が主体の『流動負債』と、1年以上の長期借入金が主体の『固定負債』に分類されます。

自己資本とは、そのまま自分自身の資本を意味します。法人を立ち上げた際の資本金や、毎年の利益がこの部分に加わっていきます。自己資本とは、返済の義務がない資本です。また、純資産という言葉をどこかで聞いたことがあるかもしれませんが、厳密には自己資本と純資産は異なりますが、中小企業や医療法人では自己資本≒純資産と考えて問題ありません。

2) 資本の中身

次の資産の中身を見ていきます。

資産の中身は、資本をどのように使ったかを示しています。資産は、『流動資産』と『固定資産』の2つに分類されます。

流動資産とは、1年以内に現金化できる資産を意味しています。現金や預金などがメインになります。

固定資産とは、すぐに現金化はできないですが、長期間にわたって資本を生み出す源になるもので、土地や建物、そして機械などがこれに当たります。

具体例

1つ例を挙げて説明します。

ある夫婦が5000万円のマンションを購入しようと考えました。手元には500万円の現金(自己資本)があります。そこで、銀行にお金を借りようと相談に行きました。銀行は、35年ローンで4500万円(他人資本・固定負債)を貸してくれました。しかしこのままでは、マンションは買えても、生活することができません。そこでご両親に相談し、1年の返済期間で300万円借りる(他人資本・流動負債)ことができました。晴れてこの夫婦は、5000万円のマンション(固定資産)を購入することができました。そして手元には、300万円の現金(流動資産)が残りました。

まずはざっくりとこの程度の知識さえあれば全く問題はありません。私たちは簿記のプロになるのではなく、経営のプロになることが目的です。財務力とは前述の通り『現状を把握し未来を想像する力』です。未来を想像するためには、この程度の知識があれば十分です。

もっと詳しく学びたい方は、下記の書籍を推薦いたしますので、よかったらお読みください。

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