経営について 財務 貸借対照表

貸借対照表ってどうやって読むの?<応用編②>

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引き続き、BSの見方について解説をしていきます。今回は、安定経営と優良企業について説明いたします。

① 安定経営(自己資本比率 > 0 かつ 流動比率 > 1 かつ 固定比率 > 1.0)

流動資産が流動負債を上回ると、自転車操業を脱して短期の返済に追われることがなくなります。しかし、負債の全てを流動資産で賄うことができる訳ではないので、さらなる経営改善が必要な状態ではあります。ちなみにこの「負債の全てを流動資産で賄うことがきない」とは、次式で表現することができます。

固定比率= 固定資産 / 自己資本 > 1.0

安定経営から優良企業へ変化するためには、企業が持たなければならない仕組みを充実させることです。この持たなければならない仕組みとは、組織づくりの中でお話をいたしました、9つの戦術がこれに当たります。詳しくは、「100年続く『場』を創る!」をお読みください。

特に安定経営から抜け出せない企業の特徴として、活動を数字化しておらず感覚で行っていることが原因であると考えられます。

この場合、6つの戦術のうち、

⑥ 全てを数値化する:現状を客観的に把握するための戦術

⑦ イノベーションを生む:先導者がいなくても組織自らが成長できるための戦術

⑧ マニュアルを作成する:平凡な人材を非凡に育成するための戦術

を徹底することで、活動が理論的になり、商品・サービスの質が安定すると同時に低コスト化にも繋がり、利益も増えていきます。結果的に自己資本比率も高まり、優良企業へと近づいていきます。

② 優良企業(自己資本比率 > 0 かつ 流動比率 > 1 かつ 固定比率 < 1.0)

100年続く企業として持つべき仕組みを備えることができれば、自己資本比率も高まり、最終的には流動資産のみで負債全てを賄うことができる優良企業になることができます。この状態では次式が成り立ちます。

固定比率 = 固定資産 / 自己資本 ≦ 1.0

この状態にある企業は、時に負債が増えるようなピンチが訪れたとしても潤沢な資金でその場を耐えることができ、また、その逆境を跳ね除けるだけの仕組みも企業に備わっております。

優良企業という未来を目指し活動する。

財務力は「現状を把握し、未来を想像する力」というお話をしました。BSに対する知識を持つことで、今どのような財務状態にあるのかを把握することができます。そして、優良企業のBSの構造を理解することで、そのような状態になるために、今何をすべきかが明確になります。これが未来を想像する力です。

ちなみに、優良企業の状態の中でも、流動資産の中での現金割合によって企業の特徴を3つに分けることができます。詳しく勉強されたい方には、下記の書籍を推薦いたしますので、ぜひお読みください。

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