使命 組織づくり 経営について

集団が組織になるためには使命(Mission)が必要。

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『使命(Mission)を掲げることの重要性』

2019年の4月に足立区の五反野で整形外科の診療所とリハビリテーション病院を新規オープンするにあたり、まずは『私たちの使命(Mission)』を明確に示すことをが大切だと考えました。


なぜ使命(Mission)を掲げる必要があるのか?

しかし、なぜ使命(Mission)を掲げる必要があるのでしょうか?そして、そもそも使命(Mission)とは一体なんのでしょうか?

これらを理解するためには、『集団と組織の違い』について知る必要があります。

集団と組織の違いは『理由(Why)の有無』

集団とは、人の集まりを意味する言葉です。ある場所に2人以上の人間が集まれば、それは集団になります。そして集団は、明確に定まった共通の目的=集まった理由を持ちません。そのため、その集団に属する個人は思いおもいの行動をとります。

しかし、ある集団が明確な共通の目的を持った時、集団は組織に生まれ変わります。共通の目的を達成するために、集団に属する個人がそれぞれの行動を取るようになります。時に、その場所から離れようとする個人もいるかもしれません。

例えば、ある広場に特に理由を伝えずに22人の人々が集めたとします。集められた理由を伝えなければ、それぞれは自分の好きな行動をとることでしょう。このままでは、その集団の中から何かしらの価値が生まれることは難しいと思います。

そこで、『11人同士の2チームに別れてサッカーをやりなさい。』という目的を与えたとします。集団は2チームに別れてサッカーを始めます。最初はチーム内のコミュニケーションはうまくいかないでしょうが、時間が経つうちに、それぞれがコミュニケーションをとり、楽しさ、笑顔、共感などのある価値が生まれるでしょう。集団は理由を持つことによって組織に生まれ変わり、何かしらの価値を生み出すことができるようになります。

組織は『価値』を生み出す存在

集団が目的(=存在の理由)を持ち組織となる。そして、その目的を達成するために活動を行うことで、何かしらの『価値』を生み出す。つまり、組織とは価値を生み出す存在です。

使命(Mission)とは集団が組織になるための十分条件

つまり組織とは、人が集まって集団を作るだけでは十分ではなく、その集団がなぜ集まったのかという存在理由=使命(Mission)が必要なのです。存在理由の明確ではない組織は、組織として価値を生み出すことは難しく、集団のままとなり、バラバラな行動も増え、その場から離れようとする個人が増えるなどの内部分裂を起こす危険性を孕んでいます。

当院には始めから使命(Mission)が必要

通常、一つの診療所を作るだけでも、その組織化は難しいことが多いです。しかし今回、整形外科の診療所だけでなく、リハビリテーション病院も新規同時オープンとなります。少人数から徐々に人数を増やすことは可能であれば、動きながら少しづつ自分たちの進む方向性を固めて行くことも可能かもしれません。しかし今回はオープン時点で60人を超える人々を集めなけれなりません。明確な目的を始めから打ち出すことができなければ、当院は組織になることができず、集団のまま明確な価値を生み出すこともできず、早期に内部崩壊しまうのでないかという危機感を強く感じました。この組織化の難しさは、単純に一つの組織を作ることの2倍ではなく、場合によっては3倍や4倍になるのでないかと危機感を持つようになりました。

確かに、『整形外科の診療をする』や『リハビリテーション病院を始める』といった大まかな目的はあります。しかしそれだけでは、集まった60人以上の方々を組織化し、素晴らしい価値を生み出す組織になる理由としては、非常に弱いと感じていました。

せっかくやるからには、日本を、そして世界を少しでも良いものにできる価値を生み出す素晴らしい組織を創りたい。

そのために、開院当初から明確で世の中に素晴らしい価値を生み出すような存在理由=使命(Mission)が必要だと考えたのです。

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