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5C分析:Context

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自然の流れを味方につける。

前回は、Researchを行う理由についてお話を致しました。『変えることのできない変化についてはそれを受け入れ、自分が変わることでその変化に適応する』という考えが、生き残るためにはとても大切です。大きな流れに逆らってもうまく行きません。逆に、その流れを掴み味方につけることで、より遠くまで到達することができます。そして、この自然の流れと自らの現状を知るためには、5C分析が有効です。

5C分析とは外部環境および内部環境を、Context、Company、Consumer、Competitor、Collaborator、という5つのカテゴリーに分類して整理・理解する方法です。

 

① Context: ビジネスを取り巻く社会環境を理解する。

社会には、自社に影響を与えるものや全く関係ないものなど、さまざまな外的要因が存在します。これらは、PESTと呼ばれるフレームワークを用いて分類すると理解しやすくなります。

P: Politics = 政治的背景

法律、税法および政権などがこれに当たります。国民皆保険制度に守られている日本の医療は、この政治的な要因を強く受けます。

E: Economy = 経済的背景

景気動向、経済成長率、物価および消費動向などがこれに当たります。医療に対する消費行動は、一般の消費活動より景気の影響を受けにくいと言われています。しかし、それは比較的重篤な疾患に対して言えることです。診療所レベルで対応する疾患に関しては、景気の影響を受ける場合があります。

S: Society = 地域的・人口統計的背景

少子高齢化、人口動態および地域特性などがこれに当たります。医院が存在する地域社会の特徴を掴むことは非常に大切です。家族世帯が多いのか、子供が多い地域なのか、だけでなく、車社会なのか、自転車での移動が多いのかなど、生活スタイルを含めたその地域の特徴をつかむことで、医院として提供すべき医療やサービスの内容を検討する必要があります。

T: Technology = 技術的背景

インフラ、イノベーションおよび新技術などがこれに当たります。テクノロジーはExponential=指数関数的に進歩すると言われております。初めは水面下で広がっていたテクノロジーが、突如社会に広がる瞬間を目にすることが多いのはこの性質によるものです。よって、テクノロジーの進歩について常に注意を払わなければ一気に置いて行かれてしまうものです。しかし、テクノロジーはあくまで道具ですので、それをどのように利用するかという視点に立って考えなければなりません。

外的な変化は変えられないので観察し予想する。

重要なことは、これらの外的要因の多くは自らコントロールすることはできないということです。そのため、これらの影響については常にアンテナを張り、モニターすることが重要になります。あらかじめ起こりうる変化が分かっているのであれば、その変化に対して準備をすることができます。また、起こりうる変化について予測することもできます。その予測に基づいて組織をどのように変化させていくかを検討していきます。

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