戦略的思考 組織づくり 経営について

戦略的思考を身につける!Part3

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戦略的思考Part3

今回も戦略的思考について、具体例を交えてお話をしていこうと思います。

よりマーケティングに踏み込み、数字的な具体例を交えた戦略的思考を学びたい方は、下記の書籍をオススメします。

戦略で進む方向性を決め、戦術で具体的な行動を決める。

戦略と戦術は似たような言葉ですが、両者は明確に違います。

戦略とは、手持ちの資源を目的達成のためにどこに集中するか選択することであり、進むべき方向を決めるものです。

それに対して戦術とは、戦略によって選択した方向性の中で、より具体的な行動を決めるものです。

戦略の良し悪しで、目的達成の成功率が変わる。

具体的な例で両者の関係を見てみましょう。

例えば、2ヶ月後にフルマラソンを完走するという目的を立てたとします。フルマラソンを完走するためには、脚力・心肺能力・ランニングフォームを向上させることが必要です。2ヶ月間という短い期間ではこの全てを向上させるには無理があります。そこで脚力向上に集中(戦略①)、心肺機能向上に集中(戦略②)、ランニングフォーム向上に集中(戦略③)の3つを考えたとします。

次に、それぞれの戦略に基づいて戦術を考えます。

戦略①に基づいて、トレーニングジムで下肢筋力向上のためにスクワットを積極的にやるという戦術①を立てました。

戦略②に基づいて、週25km走る戦術②を立てました。

戦略③に基づいて、マラソン選手の動画を毎日1時間見てイメージトレーニングに取り組む戦術③を立てました。

結果的にフルマラソンを完走できる戦略ー戦術はどれだと思いますか?おそらく多くの方が戦略ー戦術②と考えるでしょう。

このように、戦略の良し悪しによって目的の達成率は変わってきます。正しい戦略を立てることを、比喩的に『正しくハシゴをかける』と表現しますが、ある壁を乗り越える際に、間違えて違う壁にハシゴをかけてしまうと、目的の壁を乗り越えることはできません。正しく乗り越えたい壁にハシゴをかけなければ、その壁を乗り越えることができません。

この様に、目的達成に繋がる正しい戦略を立てることは非常に重要です。

戦術では、現実可能な具体策を立てる。

また、具体的な行動を示す戦術も、確実に行うことができる計画を立てることが大切です。

先ほどのはしごの例で説明すると、たとえ正しい位置にハシゴをかけられたとしても、ハシゴの一段一段が高く、なかなか登れないようでは意味がありません。

先述の戦術②『週25km走る』を例に考えて見ましょう。

戦術②−1として、月曜日と水曜日は7kmづつ、土曜日に11km走る戦術を立てたとします。地道にこの戦術をこなしていけば、フルマラソン完走も達成できるでしょう。

では戦術②−2として、毎週日曜日に25km走るとした場合はどうでしょうか?もちろん、この戦術を実行できればフルマラソンも完走できるでしょうが、実行は非常に辛いように思えます。戦術の実行中に諦めてしまい、目的を達成できなければ意味がありません。

戦略が正しければ、目的を達成できなくはないが...

以上のように、戦略的思考では、目的達成のために正しい戦略に基づいて効率的で実行可能な戦術を考える必要があります。

たとえ非効率的な戦術であっても、戦略の方向性に間違えがなければ目的の達成は可能です。よって、目的を達成するために何に資源を集中させるべきかは慎重に決めなければなりません。しかしながら、これは「戦術は適当でもなんとかなる」と言っているわけではありません。戦術は、より具体的な行動を決めるものであり、現場の従業員や患者さんが直接接する場合が多いものです。無理な戦術によって現場が疲弊したり、患者さんに過剰な負担を強いるようなものであってはいけません。

この点のバランス感覚も経営には非常に大切なものです。

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