使命 組織づくり 経営について

当院の使命(1)患者さんを健康にし、人生を豊かにする。

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組織には、その存在理由=使命(Mission)が必要です。当院は2019年4月の開院に向け、60人超えの集団を組織としてまとめ上げ、かつ世の中に価値を提供するために、明確で具体的な使命が必要であると考えました。その結果、3つの使命を掲げることにしました。

当院の使命①:患者さんを健康にし、人生を豊かにする。

使命を考えようと思った時、まずは自分が医療を志した原点と、これまで自分が体験してきた医療現場で何が問題になっていたのか、を振り返ることから始めることにしました。

適切な医療を提供し患者さんは幸せにする。

そもそも私が医療を志したのは、自分が提供する医療で目の前の患者さんを健康にしたいと思ったからです。この背景には、幼少期に受けた治療体験にあります。

幼少期の私は非常に活発な子供で、水泳・剣道・野球・陸上と4つの部活に所属しておりました。毎日町中を走り待っているような子供でした。しかし小学校2年生の時、突然右の股関節が痛くなり歩けなくってしまったのです。整形外科を受診すると、2週間は体重をかけて歩かないようにと指導されたのでした。(単純性股関節炎を疑ったのでしょう。また、ペルテス病の可能性も考慮されたのだと思います。)活発だった私は非常に落ち込んだのですが、『約束を守ってくれれば、また運動できるようになる。』という強い励ましを医師から受け、その言いつけをしっかりと守ることを誓いました。

小学校2年生にとって、松葉杖や車椅子で過ごす2週間は非常に長いものでした。次第に痛みは取れたのですが、また痛くなって運動ができなくなる恐怖と、医師の強い言葉によって、しっかりとその言い守ることができました。

2週間経ったその日、診察室に入ると医師は僕の股関節を動かし、痛みがないことを確認したのち、『よく頑張ったね。歩いていいし、痛くなかったら運動してもいいよ。』と言ってくれました。その後はいつものように毎日運動する日々が戻ってきたのです。本当に嬉しく、心からその医師に感謝いたしました。

その医療は、本当に目の前の患者さんを健康にするのか?

このような体験を経て、私は自分の提供する医療によって、病気や怪我でいつもの日々を失ってしまった方の日常を取り戻す、つまり健康を取り戻す手助けをしたいと強く思うようになったのでした。

この原点に立ち返り、当院はその使命(Mission)そして課題(Foucs)として、以下のものを掲げることにいたしました。

使命1:『患者さんを健康にし、その人の人生を豊かにする。』

しかしこのままでは、この使命も形骸化してしまう可能性があります。形骸化しないためには、より具体的な日々の行動に落とし込む必要があります。そのため、この使命を課題として捉え日々振り返れるように、疑問文の形に落とし込むことにいたしました。

課題1:『その医療は、本当に目の前の患者さんを健康にするのか?』

専門家として情報発信に責任を持つ。

病院で働く、私たち医師やその他多くのコメディカルの方は国家資格を持った専門家です。その専門家である私たちは、正しい医療情報・医療サービスを患者さんに提供する義務があります。では正しい医療情報やサービスとは一体なんなのか?それは、目の前の患者さんを健康にする以外にありえません。いくら自分が正しいと思っていても、患者さんを健康にするというエビデンスがない限り正しい情報とは言えないのです。ですから、今まさに自分が提供している医療が本当に目の前の患者さんを健康にするものなのか、常に考えなければならないのです。そして、単に情報を発信するだけでなく、その情報発信に責任を持つということも、専門家として大切な姿勢です。情報発信だけでなく、自らが提供しているサービスがその情報に基づいているか、つまり情報発信の事後処理をちゃんと行なっているかどうかも、専門家として大切な姿勢だと考えております。

 

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